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桐たんす

先日、下請の家具屋さんから桐の箪笥を譲り受けました。家具屋さんの知り合いが家をリフォームする際に不要になったものを保護してくれたようです。年季の入った箪笥を見て、あの家なら、よく似合うだろうと僕の顔を思い出してくれたのです。僕の家は昭和初期の町家を借りていて、妻と手直ししながら住んでいます。箪笥は丁寧に使われていたようで、表面は色あせていますが、引き出しの滑りも良く、まだまだ使えそうです。
桐は抗菌性、防虫性があるだけでなく、調湿作用があるので夏の湿度の高い時期は水分を吸収してくれるそうです。さらに水分を吸収すると膨張するので密閉性が高まるので、衣服の保存には最適な素材と言えます。もともと柔らかい上に調湿作用を期待して塗装を最小限に抑えているので、キズや汚れが付きやすいのですが、上手に使えば100年以上は持つそうです。また、キズや汚れがついても無垢の木材なので削りだしが可能で、新品かのように修理することが出来るのです。だから嫁入り道具として何代にも渡り引き継がれるのでしょう。節電、エコなどの言葉が飛び交っていますが、モノを長く使うこと、そして、長く使えるモノを作ることが大事だと思っています。

  • 2012年06月19日(火)20時18分

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