- じゃかご擁壁
昨年、竣工した住宅の外構工事をしております。
道路側の塀を面白いものにしようということで、ジャカゴを提案させていただきました。ジャカゴとは普通は河川や山で土留めとして使われるもので、かごの中に石を詰め込んだ構造物です。古来から、施工性と経済性が良いので使われてきましたが、最近は環境面からも注目されており、いろんな場面で利用されているようです。
そのジャカゴを住宅の塀として施工しました。既存の土留擁壁の上にコンクリート基礎を打ち、その上にかごを組んで1m20㎝の高さの塀を作りました。人の頭ぐらいの石からこぶし大まで大小様々な砕石をかごの中に詰めていきます。かごの組み立てから石積みまで5人で一日半かかりました。体中がパンパンですが、なかなかカッコイイ塀ができたと思っています。
- 2012年06月12日(火)18時23分